【商品の説明】漫画雑誌『ぼくら』昭和３１年発行の８月号・１１月号の付録で、藤子不二雄作画による「ロケットくん」です。この頃の藤子不二雄は手塚治虫の影響が大きく、この作品も柔らかい曲線のタッチや人物描写などの他、登場人物の中には手塚作品にそっくりな脇役がいたりして読んでいても手塚の影響力の大きさに驚きつつ、おもわず笑ってしまいます。特筆すべきは、表紙の絵が素晴らしいことです。２冊とも色彩的にも優れており、奥行きのある構成や人物の配置など、さすがだと思います。この表紙だけでも飾りたいと思うような完成度の高い表紙だと思います。
内容はSFもので、少年が苦難に遭遇しながらも必死に頑張って悪に打ち勝つというものですが、ストーリーの展開にも工夫の跡が見られます。トキワ荘でこれを描いていたのだと思うと、何とも言えない気分になります。
発行：講談社作画：藤子不二雄

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